こんにちは!
みなさん、白いごま油と黒い(茶色い)ごま油の違いをご存知でしょうか?
黒いごま油はどのお宅のキッチンにも常備してあることが多く、割とスタンダードな油なのかな~と思います。(中華風の料理を作る時には欠かせませんよね!)
では、白いごま油はどうでしょうか?
どのスーパーにも置いてあるのは知っているけれど、特に黒いごま油に不満は無いし、値段も少しお高めなこともあってまだ使ってみたことが無い…と言う方が多いのではないでしょうか。
私は4年ほど前から大手メーカーのサラダ油(海外産のくず原料を使用。酸化しやすい。製造方法にも問題点が多い)を使うのを止め、代わりに圧搾法で造られた白いごま油をメインで使う油の1つにしています。
ごま油は、胡麻そのものを食べるよりも効率よく栄養が摂取できるとあり、美容に敏感な女性やアンチエイジングに興味のある世代からは特に注目が高まっている食材。
白いごま油と、黒いごま油。
それぞれの特長を知って、是非普段の食生活に取り入れてくださいね♪
※普通のスーパーで見掛けることの少ない、原料に白胡麻だけを使用した「白ごま油」と「太白ごま油」は別物です。この記事内で「白いごま油」と述べているものはどこのスーパーにも置いてあり一般主婦の目に触れやすい「太白ごま油」のことです。コメントでご指摘頂きましたので追記します。
目次
それぞれの色や味は?
ほぼ毎日使っている私も、ごま油だけを味わうと言うのは初めての体験です!笑
いざ、実食!!
白いごま油
瓶に入っていると薄い琥珀色に見え、白いお皿に少量を垂らしてみると無色透明に近いです。
鼻を極限まで近付けて臭ってみても香りは無い。
次に、指でちょんちょんして舐めてみました。
するとアーモンドオイルやマカダミアナッツオイルほどではありませんが、うっすらほんのりとナッツのような香ばしい風味があります。しかし黒いごま油が持つ強い「胡麻感」はありません。
黒いごま油
言わずと知れた黒いごま油です。
先ほどから便宜上「黒い」と言っていますが、実際には濃い琥珀色と言った方がしっくりきます。
お皿に垂らしてみましょう。
すると鼻を近づける間もなく、呼吸をするだけで臭ってきて急に食欲が湧いてきます。笑
舐めてみるととても香ばしく強い胡麻の風味、そしてほんのり苦みが。
白いごま油と黒いごま油の違い
その色の違いから、「白いごま油の原料は白胡麻」「黒いごま油の原料は黒胡麻」と言うイメージは有りませんか?
「白胡麻と黒胡麻で色が違うんだから、栄養成分も少しは違うでしょ?」なんて思いますよね!(少なくとも私はそう思っていました^^;)
でも実は白いごま油も黒いごま油も、白胡麻をベースに黒胡麻をミックスした、同じ原料を使用しているのだそうです。
ですので、色や香りが全然違うにも関わらずどちらも栄養成分は同じなのです。
でもここで「原料は同じなのに、どうして色と香りが違うの?」と言う素朴な疑問が湧いてきますよね!
色と香りの違いは焙煎のあり・なし
ごま油の色と香りは、圧搾前に行われる工程「焙煎」の具合によって違ってくるのだそうです。
高温で時間を掛けて煎れば煎るほど、油の色は濃く仕上がり、香りが強くなるのだとか!
黒いごま油の中でも色の薄いものと濃いものがあるのは、この焙煎具合の違いと言うことですね。
そして焙煎の工程が無い白いごま油は、無色・無味に近くなるというわけです。
また、白いごま油は焙煎はしないのですが、油をより搾り易くするために高温の蒸気でゴマを蒸す「蒸煮」という工程があるそうです。
方法は違うにしろどちらも加熱はされているので、栄養価に違いが無いと言うことには納得がいきますね!
それぞれの特長を活かした使い方
白いごま油
- 炒め物
- 手作りドレッシングのベース
- 揚げ物
- パン・お菓子作り
サラサラしていて無色、味にクセがないのでとにかく何にでも使えてとにかく便利!
サラダ油のように重くベトっとしないので、どんな料理も美味しくなります。
酸化しやすく身体に良い成分が少ないサラダ油をやめ、酸化しにくい白いごま油やオリーブオイル、圧搾菜種油に置き換えて使うことをお勧めします!(これに関しては長くなりそうなので、後日別記事を書くつもり。)
まだ試したことはないのですが、インドのアユールヴェーダ(伝統医学)では白いごま油は積極的に使われているそうで…
なななんと!白いごま油でマッサージやうがいをすると成分が皮膚から体内へ浸透し
- 老化の抑制
- 口臭予防
- 喉の保湿効果
- 白髪や脱毛などの予防
に効果があると言われているんだとか!
また、髪に塗ればつやつやになるそうです^^
黒いごま油
- 炒め物
- スープ
- 和え物
- 煮物
- 麺類
- 冷ややっこ
- 野菜サラダのドレッシングとして
仕上げにぐるりとひと掛けして、黒いごま油の香りを活かしましょう。
油としての役割はもちろん、香ばしい風味は調味料代わりにもなるので塩や醤油などの味付けは薄めで良いのでヘルシー。
卵かけご飯用の溶き卵に少量を垂らすと、香りが良いだけでなく卵のまろやかさもアップ!
また、その溶き卵を焼けばふんわり美味しい卵焼きに♪どちらもおススメです!
まとめ
香りがよくコクがある黒いごま油。
クセが無くオールラウンダーな白いごま油。
それぞれの特長を生かした使い方がありましたね^^
白・黒の両方が揃っていれば大抵どんな料理でも作れますし、美味しいですよー♪
たんぱく質、各種ビタミン等々栄養豊富と言われるごま油ですが、オレイン酸(オメガ9)が多く含まれ、抗酸化力が強いのが最大の魅力!
ただし、リノール酸(オメガ6)もオレイン酸(オメガ9)と同等に含まれており、リノール酸(オメガ6)の過剰摂取は良くないと言われているので、他に使っている油とのバランスを考えて摂取することが大事です。
わが家では、ごま油2種のほか、オリーブオイルと菜種油、ココナッツオイルを常備し使い分けています。
頻繁に使うものなので、油がもたらす体への影響はやはり気になりますね。
白いごま油、一度使ってみようかな♪と思っていただけたら、うれしいです^^
ごま油は溶剤抽出ではなく圧搾されたものが安全・美味しいのでおススメです。
私が使っている白いごま油は竹本油脂の太白ごま油。
黒いごま油はコレがお気に入り。
・病気がイヤなら「油」を変えなさい!―危ない“トランス脂肪”だらけの食の改善法/山田豊文
・そのサラダ油が脳と体を壊してる (百年賢脳・健康法)/山嶋哲盛
・日清オイリオHP
・竹本油脂HP
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>>卵1パックの値段は様々。その価格差は〇〇〇の違いだった!
コメント
白ゴマ油と、太白油を混同してる記事。
白胡麻だけで造られた白ごま油の存在は知っていましたが、流通している商品の数も少なく一般的な主婦が目にする機会も限られているため記事内では触れていませんでした。
ご指摘いただき本日、白ごま油⇒白いごま油と書き替えました。ありがとうございました。