ピープルツリーのチョコレートが美味しい!フェアトレードとは?

カカオ豆 
 
皆さんはフェアトレードって言葉、聞いたことありますか?
 
以前、オーガニック食品を多く扱うお店でこんな素敵なチョコレートを見つけました♪
 
 
  フェアトレードチョコレート
 
まず、パッケージがステキでしょ!?
 
 
ピープル・ツリーという会社のチョコレートなのですが、有機栽培で丁寧に作られたカカオや黒糖などの原料を使い72時間かけて丁寧に練り混ぜられているそう。
 
一般流通しているチョコレートのほとんどが、正体不明の「植物性油脂」と「乳化剤」なるものを混ぜてそれっぽくしているけれど、この製品は油脂としてココアバターのみを使った正統なチョコレート。
そのため溶けやすく、秋冬のみの限定販売品だそうな。
 
お店では、このチョコレートに「フェアトレードチョコレート」と書いたポップが付けられていました。
 
フェアトレードって確か農家の人がピンハネされない仕組みなんだっけ~?ぐらいの認識しかなかった私ですが、ピープルツリ―のチョコレートを頂きながら詳しく調べてみることにしました。
 

 

 

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 フェアトレードとは

児童労働

フェアトレード(Fair Trade : 公平貿易)とは、簡単に言えば発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みだそうです。

 

 

フェアトレードの仕組み

児童労働

開発途上国が抱える深刻な問題の1つに、児童労働があります。その数は約1億5,200万人、実に世界の子どもの10人に1人にあたります。その温床の一つとして明らかになっているのが、カカオ豆の農園の状況です。児童労働が起こる要因には、社会の慣習や伝統、文化的背景、教育制度や福祉制度の未整備もありますが、多くの場合、経済的「貧困」がほとんどだと言われています。

国際フェアトレード基準では、児童労働を禁止し、安全な労働環境を保証しています。そしてなによりも児童労働を生み出す「貧困」の連鎖を断ち切るため、乱高下する国際市場価格に対し、生産者が対価を得られるよう、持続可能な生産と生活を支えるフェアトレード価格を設定しています。フェアトレードにより生産者が適正で安定した収入を得ることができれば、子どもを働きに出すようなこともなくなります。フェアトレードで得たプレミアム(奨励金)では、生産者たちが自ら地域の教育や医療など社会基盤の充実を図ることも可能になります。また、フェアトレードでは環境面でも厳しく基準が定められており、森を破壊したり、危険な農薬を使ったりすることなく自然環境を守りながら生産されているのです。

フェアトレードジャパンより引用

 

上記の通り、フェアトレード商品によって得た利益は生産者の生活向上のためのみならず、生産技術の向上や機材を購入したり、地域の小学校や病院の建設といった社会発展のためにも使われているそうです!

子供を学校に通わせることが出来るようになれば、職業の選択肢も増え、ゆくゆくは貧困の連鎖そのものを止めることにつながりますよね。

その場しのぎの援助である募金とは違った形の、根本から支える本当の意味での「支援」ができるということ。

 

日本での認知度・企業の取組み

 
 
 
 
 日本においての認知度は、他の先進国に比べるとまだまだ低いそうです。
(ヨーロッパ各国では80%以上。日本では29.3%)
 
フェアトレード商品の認定を受けるには多大なコストが掛かることと相まって、この認知度の低さがフェアトレード商品がなかなか市場に増えない原因にもなっているとのことですが…
 
こんなに素晴らしい取組みであるにも関わらず、此処日本ではマスコミが大口スポンサーの顔色を窺って積極的に紹介しないのでフェアトレードの仕組みそのものを知らない国民が多いことは想像が付きます。
私自身はテレビを観なくなって久しいですが、それでも恥ずかしながらフェアトレード商品がこんなに身近で気軽に買えることを知りませんでした。
 
日本の現状はこんな感じだし、利益第一主義(それが悪いわけではないが)の大手メーカーには期待できないなぁ。と思っていたら、こんな話も!
 
森永製菓が2014年からフェアトレードのカカオを使った商品を発売し始めたそうです。
 
現在は対象商品(定番の板チョコと、ダースシリーズ、カレ・ド・ショコラシリーズ)1つにつき1円を、NPO団体を通じて子供たちの教育支援活動とカカオ農家の自立支援活動に寄付するキャンペーン「1チョコfor1スマイル」(森永製菓キャンペーンサイト)を行っているようです!
素晴らしいですね!国民の反響次第では、チョコレートだけではなく他の産業にも良い影響が広がっていく可能性もありますね。
チョコレートは普段あんまり買わないけど、応援したいです。
 

 

 

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 身近にあるフェアトレード商品

●コーヒー
●カカオ
●コットン
●サッカーボールなどのスポーツ用ボール
●花
●茶
 
●ごま油
フェアトレード商品のごま油
近くのスーパーで見つけました(^^)
意識して見てみると、意外とあるんです!「フェアトレード商品」。
 
 
 

フェアトレード商品を買うという選択

チョコレ―ト
 
 
私は、自分ひとりが時々フェアトレード商品を買う程度では貧困にあえぐ農家の人たちを救えるとは当然思っていません。
 
自分が命を削って一生懸命作ったものに対してまっとうな対価を得たいと思うのは自然なことなのに、不当な条件で買い叩かれる農家や強制的に働かされる子供は、自身でその環境を変えることはほぼ不可能。
 
なので、できるだけ多くの人たちが継続的な支援をすることが必要なのかなぁ。と思っています。あくまで自論ですが、運よくその地域に生まれなかった者が、その農家や強制労働させられる子供達の未来を少しでも明るいものにすべく無理のない範囲で協力をするべきなのではと。
そういう気持ちから、買えるときはフェアトレード商品を買います。(お財布と協議の上、断念することもありますが)。
 
それから…少し話は逸れますが、常々思っていることです。
一消費者として「誰から、どんな商品を買うのか」を意識することって実はものすごく大切なことではないでしょうか。
 
私は、より良い商品を作る努力をしている生産者や、生産者・販売者・購入者みんなが喜ぶ商売がしたいと思っている企業やお店から買い物をしたい。
 
今のように消費者が安いもの、人気(話題)なものばかりを求め続けるようでは、この先はますます質の悪いものばかりが市場に溢れる未来が待っています。今でさえ、その辺にあるスーパーに並んでいるものでまともな商品は少ないです。
 
ついでに言うと人気商品や話題商品と呼ばれるものも、実際にはその商品が本当に良いものだから人気が出た、という経緯を持つものは極少なく、ほとんどは業界とマスコミが手を組んで作り出しているものです。短い期間で爆発的に売って多くの利益を出す為の大規模なキャンペーンに過ぎないのです。
 
子供たちが大人になる頃、どんな日本(世界)であって欲しいか。
 
なかなか普段の生活でこんなことばかりは考えていられないのが現実ですよね。
しかしながらこれを意識した行動をとることは、現時点で大人である私たちの責任なのではないか?とも思います。

 
「買い物は投票だ」という言葉がありますが、まさにそういうことですね。
私たちの日々の行動が、来るべく未来を決めてゆくのです。
 
 
 
なんだか堅苦しい話になってしまったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
まずは1人でも多くの方に「フェアトレード商品」という選択肢があることを知っていただき、実際に買うには及ばなかったとしても良いのです。
商品を選ぶ際に、少しでも生産者の存在や思いを意識してもらえたら嬉しいです! 
 
 

【2018.2 加筆訂正しました】

1年前に知ったこのピープルツリ―のチョコレート。とっても美味しかったので全種類食べ比べてしまいました。笑

加齢のせいかチョコレートは胸やけがするようになってきたので沢山は食べられないのですが、このチョコは口の中でスーッと溶けて胃でももたれず、普通のチョコとは別物でした。ある意味危険なヤツです!笑

パッケージもとてもオシャレなので友人へのちょっとしたお礼などに渡すと必ず喜ばれます♡

スーパーでは見掛けませんが、農産物直売所やこの頃はセレクトショップや雑貨屋さんでも扱ってるところがありますね。

「伝統的なチョコレートづくりの技術を大切にし、生産者の笑顔を大切にし、食べた人に喜んでもらいたい」というピープルツリーの企業姿勢をこれからも応援したいです!

 

by カエレバ

 

 

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