感染症蔓延による日本の「2020マスクショック」。日本全国で不織布製マスクの入手が困難を極めていましたよね。
あの騒動以降、マスクを手作りしたい!という方から当ページへの訪問が絶えません。
もちろん、布製のマスクには不織布製のマスクのような効果が望めないことは既知の事実ですが、不織布製マスクを付けられない何らかの事情がある場合は、清潔に使用すれば「無いよりはマシ」であることもまた実験で証明されていますね。
当時、200枚以上の手作りマスクを作り、ハンドメイドサイトで超格安で販売(ほぼボランティア)した経験のある筆者が、子供用さらしマスクの作り方を写真付きで説明します!
(以上、2022.1 追記)
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あなたのお宅にはどう活用していいかわからず眠らせてある「さらし」、ありませんか?
長い・薄い・強い、とにかくいろんなことに使える「さらし」が再び注目を浴びています。
↓も、当ブログの人気記事です。
実はマスクも、わざわざガーゼを買いに行かなくても家にあるなが~い「さらし」をちょこっと切って簡単に作れちゃいますよ!
ガーゼと同じく綿100%で台所用ふきんにも使われている「さらし」は、お子さんの口元に長時間当たっていても安心ですよね。さらしが無ければ、100円ショップの薄い綿のハンカチでもOK!
色んな作り方がありますが、やってみた中で一番作りやすいと感じた方法を載せています。
是非手作りマスクにチャレンジしてみてください。
目次
ガーゼの代用、「さらし」で本当に大丈夫?
ご覧の通り、二重ガーゼとさらしを比較してみても粗さはそんなに違いません。
どちらかというとさらしの方が目が詰まってるかな…?という程度なので息苦しさは無いはず。強い光に向かって透かしてみても、ほとんど差はありませんでした。
今回、おもて地は家にある子供の好みの布(薄め・綿100%)を使います。もちろんおもて地もさらしにしてもOK!
私が前回作った時はうら地をガーゼ生地にしたのですが、ガーゼって柔らかくてクタッとしている(そこがガーゼのいいところなんだけど)分、チャコペンで線を引くのも、まっすぐ裁断・縫製するのもなかなか難しいんですよね。まっすぐ~まっすぐ~と唱えながら作業しても、結果曲がってしまっているという…。
その点、さらしはシャキッとしてくれているし毛羽立ちも少ないので、ガーゼと比べて非っ常~~に扱いやすいです!
というわけで、うら地にはガーゼの代用として頑張ってもらいます!
代打、さらし。
初心者もズボラさんも!子供用さらしプリーツマスクの作り方
とっても親切なハンドメイド紹介サイト「ぎんがむちっく」さんの記事をめちゃくちゃ参考にしながらプリーツマスクを作成しました!
個人的にも娘の入園グッズ、そして入学グッズでも何度も何度も拝見し、大変お世話になった大好きなサイトです^^
布のマスクって平面だと息苦しくて取っちゃうお子さんが多いですが、プリーツ型だと着けていられるという声をよく聞きます。うちの子もプリーツ型しか嫌!と言っています。
顔型に合っていれば立体が好きというお子さんもいます◎
作る側にとっては平面の方が簡単だし布も小さくて済むのですが、ちゃんと着けていられないなら意味がないですものね。型紙不要のプリーツ型なら、慣れれば簡単に作れますよ。
というわけで、次の章ではぎんがむちっくさんの記事を参考にして作ったガーゼの代用としてさらしを使った子供サイズのノーズフィット入りプリーツマスクの作り方~ズボラでもできる!バージョン~(長い…)の工程を写真と共にご紹介します!
私の説明がイマイチわかりにくい…と感じる方は是非ぎんがむちっくさんのページをご参照ください。私のようなズボラで手抜きをすることばかり考える人間でも、ぎんがむちっくさんの記事のやり方に忠実に従うだけで、数々のハンドメイド小物たちを簡単に作ることができました!
(↓ぎんがむちっくさんに移動します)
(↑ぎんがむちっくさんに移動します)
材料
おもて地はブロード生地(一般的なワイシャツやシーツぐらいの薄さ)が軽いし縫いやすくておすすめ!オックス生地(お稽古バッグやエプロン等によく使われる厚めの生地)だと着けているときに重みでズレてきてしまうと思います。
また、今回使った材料は全てネットで買えるので最後にご紹介しますね。
ノーズフィットについて
マスクのノーズフィットには、使用済み不織布マスクに入っているワイヤーを綺麗に拭いて使っても良いです。(タダだしね)
私も以前はありがたく再利用していたのですが、何十回も洗濯している為かヘナヘナになってきた(とは言っても無いよりあった方がいい)ので、今回は強度を求めてハマナカという手芸用品メーカーのテクノロートを使うことに。
マスクのノーズフィットに推奨されている4mm幅を探したのですが売り切れで、ネットで買うと日数が掛かってしまうので(作りたいと思ったらすぐに作らないと嫌なのです。ズボラなくせに笑)手に入った2mm幅を2本入れることで良しとしました。
※ノーズフィット無しで作る場合はスルーしてください。
手順
おもて地の上に、半分に折ったうら地をセットして上下をそれぞれ1cmのところにチャコペンで線を引き、縫う。
縫い合わせたあと裏表をひっくり返すので、この時点では必ず中表(おもて地の、最終的に外に出したい方の面が天を向いている)でセットしてくださいね。うら地は今回は真っ白なさらしなので、裏も表もありません。テキトーでOK。
上下縫い合わせたマスクを裏表ひっくり返し、アイロンを掛けたら、次は上部のノーズフィットのお部屋を作ります!うら地の上部8mmのところにチャコペンで線を引いて、縫うだけです。
※ノーズフィットを入れない場合でも、子供が「線が二重になってる方が、上!」とわかるように、目印として縫うのがおすすめ。
カットしておいた2本のテクノロートを差し込みます。
同じ幅(1.5㎝程度推奨)で4段、ひだを作ります。
※埃が溜まるのを防ぐため、ひだは必ず下向きに作りますよ。
アイロンを掛けてひだをきちっとさせたら(⇐これ重要)左右それぞれ端から3.5㎝のところでチャコペンで縦に線を引く。ここを縫います。
私はマチ針が大嫌いなので使いません。なぜならば刺さると痛いからです(キリッ
なので、縫う前のアイロンを念入りに掛け、ひだがずれないようにしっかり押さえながらゆっくり縫います。そうすればマチ針をしなくてもなんとかなります。ただし、最初と最後には必ず長めの返し縫いをしましょう!
※本家「ぎんがむちっく」さんでは、ひだ一段一段にステッチを掛ける作り方を紹介されています。少々手間でもきちんと作りたい方は、親切でわかりやすいぎんがむちっくさんのサイトをぜひご参照ください!
次はマスク用ゴムを通す場所を作ります。右からでも左からでも、どちらでも構いません。
ひだをしっかり両手で持ちながら①、②と2度折り込みます。この時、ひだが広がってしまわないように要注意です。またまたアイロンでしっかり押さえたら、縦に縫います。
縫う際は、先ほどの②の線の少し外側を縫います。ここでも、縫い始めと縫い終わりの返し縫いをお忘れなく!
今縫ったばかりの左右の通り道に、カットしておいたマスク用ゴムを通します。
紐とおしは100円ショップのもので十分使いやすいし、ひとつ持っておくと便利ですが、写真のようにヘアピンでもできますよ!
子供用さらしプリーツマスクが完成しましたー!
ゴムは子供に試着させてからギュッと結んで、結び目をマスクの通り道に隠します。
さらしマスクに梅酢スプレーで抗菌!
梅酢ってご存知ですか?
梅干しづくりの副産物です。梅+塩のみのエキスなので殺菌効果があると言われていて、日本では古くから料理の味付けにはもちろんのこと、食材の天然防腐剤としても使われてきた歴史があります。
この梅酢を酢に溶けないスプレーボトル(⇐重要)に入れ、2倍の水で薄めるだけで梅酢スプレーが作れます。外出先で乾燥を感じた時に「くたばれバイ菌」と心の中で繰り返し唱えながら直接口にスプレーしています。塩が入っているので、手の消毒には向きません。
また、マスクにスプレーしても効果が期待できます。(時間が経って乾くにつれ効果は薄れるので、気づいたときにスプレーするのが〇)
味はまさに梅干し味の水なので、内側にスプレーするとふんわり美味しいですが(笑)当然、湿ります。ウイルスは湿気が苦手なので、お子様やお化粧落ちなどが気にならない方は内側にスプレーすると効果UPしそうですね。お好みで!
子供にも美味しいと評判の口腔内専用除菌スプレーとして、是非お試しください!
長くなりそうなので、梅酢についてはそのうち別記事を(たぶん)。
材料はインターネットでも買えます
赤梅酢は紫蘇のエキスも入ってより抗菌効果が高いのですが、薄いピンク色の液体になるので、気になる方は白梅酢が無難。
酢やアルコールもOKのタイプで、夏場は手作り虫除けを入れて持ち歩くのに重宝しました!ほどよいサイズが使いやすいです。