卵1パックの値段は様々。その価格差は〇〇〇の違いだった!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

卵10個入りパック

こんにちは!

みなさんはスーパーで卵を買う時、何を基準に選びますか?

1パック(10個)200円の安価なものから、1,000円以上する高価なものまで価格は様々ですよね。

とあるサイトでは、日本における卵1パックの平均価格は228円という情報も。

「完全栄養食品」そして「物価の優等生」と呼ばれ、栄養満点でいつでも安く手に入れることのできる鶏の卵だからこそ、どの家庭でも料理に使う頻度は高め。

となると、1パックに掛けるお金は少なく済ませたいし「殻の色が白か茶色か」しか違いが分からないから、結果的に安い方を選んでしまいがち!

実は先日、スーパーに並ぶ普通の価格帯よりとっても高価で、それはそれは美味しい卵に出会ったんです!

やっぱり高いものは美味しいんだ~と感動しました。

それでふと、高い卵はなぜ高いのか?安い卵はなぜ安いのか?その値段の差って何なのよ?

と言う疑問が湧き、沢山のネット情報を読み漁るに至ったのです。

北海道立消費生活センターや国民生活センターの検証結果がかなり参考になりました。

以下、まとめ。

スポンサーリンク

値段の差=養鶏コストの差

走りまわるニワトリ

養鶏する上で、コストが掛かるのは主にこの2つ。

  • 飼い方
  • エサ

昭和の頃はそれぞれの家の庭で鶏を飼って卵を産ませていたと言いますが、近年はほとんど見掛けることがないですよね。

イマドキの鶏はどのように飼われているのでしょうか?

飼い方

高コストな平飼い、放し飼い
  • 広めの鶏舎で少数の鶏がのびのびと運動
  • 日光浴や砂浴びをして生活
  • 自然環境の中で美味しい空気を吸い、ミネラルたっぷりの沢水を飲む
  • 鶏舎の地面にはわらが敷いてあり、そのうえに鶏が糞をするが、鶏達が足でかき混ぜることにより微生物の活動が盛んになって発酵するため、ほとんど臭わない
  • 緑を絶やさないよう遊び場を管理するためコスト負担が大きい

そう、養鶏ってこういうイメージ!

自然の中で自由に生活していれば、それだけで美味しい卵が産まれそうですよね。

こういった飼い方をするのはおもに1パック(10個)350円以上する卵を卸している養鶏家

低コストなケージ飼い(ウィンドレス鶏舎飼い)
  • 狭い空間に何羽もの鶏が入れられる
  • 身動きが取れないためストレスが溜まる
  • 日も浴びず外気の遮断された工場のような環境
  • 鶏舎には糞が溜まり、悪臭がたつ
  • ストレスや運動不足から病気にかかりやすいため、ケージ飼いの鶏は定期的に抗生物質を飲まされ、ワクチンやホルモン剤を頻繁に打たれている
  • 餌は自動運搬、産んだ卵はベルトコンベアーで集められるため人手が必要なく、あまりコストは掛からない

これはかなり衝撃的。

この飼い方をしているのは、おもにスーパーに1パック(10個)200~300円位の卵を卸している鶏卵業者

悲しいですが、これが今の日本の大多数の鶏卵業者の鶏の飼い方なのだそうです。

エサ

高コストな自家配合飼料
  • 美味しさ、栄養価、安全性を重視
  • 砕米、米ぬかを主体としたEMの発酵飼料、無農薬牧草
  • 鶏たちの好物である緑の野菜をたっぷり食べる
  • 発酵飼料は、アルカリ飼料なので体液を弱アルカリ性に保つ為に鶏の抗病力が増し、ワクチンや予防薬を使用する必要がなくなる
低コストな工場配合飼料
  • 高タンパク質の工場生産の配合飼料にビタミン,カルシウム等の添加物を配合
  • 鶏の健康のためではなく多く卵を産ませる為の配合
  • 生ぬか類や緑餌はほとんど与えられない
  • 工場配合された飼料にはさまざまな薬剤が添加される
  • 遺伝子組み換えのトウモロコシが入っていることも多い

鶏は素直な性質の生き物で、食べたものがそのまま卵に移行しやすいそうです。

添加物、薬漬けのエサを食べている鶏が産んだ卵…うーん。美味しくない気がします。

スポンサーリンク




さらに付加価値があると高値になるが、栄養価は変わらない

普通の卵に「黄身が濃い」「ビタミン強化」などの付加価値を持たせたものを「特殊卵」と言います。

卵は普通の卵のままで他に類を見ないほど栄養バランスのとれた食品ですが、鶏卵業者はなんとか自社の商品を選んでもらおうと消費者の好みに合わせた特殊卵を開発します。

が、しかし!

公的機関の調査(国民生活センター、北海道立消費生活センター)によると、特殊卵と普通の卵では栄養価はさほど変わらないことが明らかになっています。

あえて特定の、しかも普通の食事で足りているとされる栄養素だけを強化する特殊卵については否定的な意見も多いそうです。

黄身が濃い

  • 黄身の色は与える飼料に色素を混ぜれば濃くすることができる
  • 調査では味の評価と脂質量は相関関係が認められなかった

色が濃い=味が濃い(美味しい)、と言うのはただの錯覚と言うこと。

殻が茶色い

  • 茶色い鶏は茶色い殻の卵を産み、白い鶏は白い殻の卵を産む
  • 茶色い鶏は餌を多く必要とするが産卵数は少ないので、茶色い殻の卵は価格が少し高くなる

殻の色が茶色は値段が高いですが、栄養価も高いと言うわけではない。

栄養強化

  • 餌に合成ビタミン、海草粉末、ニンニクの絞り粕などを添加して、ヨード(ヨウ素)やDHAやビタミンなどの含有量の数値をコントロールする

現代の食生活では、あえて卵からそれらの栄養を補う必要性は無いそうな。

業者が躍起になっている付加価値づくり。

余分に摂取する必要がない栄養素なら、それって消費者にとって付加価値って言わないんじゃ?と思ってしまいます…

おわりに

白い卵の列

高い卵と安い卵の差とは、鶏の飼い方とエサの質の差であると言うことをお分かり頂けたかと思います。

鶏が適度な運動をし、ストレスを溜めず、鶏自身の健康のために良いエサを与えられていれば自然と美味しい卵は産まれます。

しかし鶏の健康を管理し良いものを食べさせるには、ケージ飼いと比べて大変な手間とコストが掛かり、美味しい卵の価格は高くなってしまうんですね。

自分にとって必要がないと思われる特殊卵に+αのお金を払う価値があるのかどうか?

どのように飼われ、どんなものを食べている鶏が産んだ、どんな卵を食べたいか?

口にする頻度が高いものだからこそ、今一度考えてみると良いかもしれません。

今回参考にしたもの

●特殊卵の比較テスト結果

-栄養成分や機能性をうたった鶏卵-/独立行政法人国民生活センター

●タンパク質、脂質ともに普通卵と大差なし

~特殊卵の栄養テスト~/北海道立消費生活センター

●にわとり屋が教える良い卵の選び方/たまご園の日記

●養鶏学/たまご博物館

こちらもあわせてどうぞ!

>>鶏皮の知られざる栄養成分!ほんの一手間でヘルシーおつまみに!

>>塩麹は炊飯器で作ると失敗のリスクあり!美味しくて安全な作り方◎

>>甘麹(甘酒)は腸活にも離乳食にも!コツ1つ材料3つの簡単な作り方

スポンサーリンク【最下部】

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存